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呼吸が不妊を招く!?

大阪府枚方市の不妊鍼灸専門院たまご堂の杉本です。

今回のテーマは『呼吸』です。

呼吸が不妊を招く!?

少し大げさだと思われるかもしれませんが普段何気なくしている呼吸が妊娠を妨げていたりします。

実際に当院に来られる患者様にもまず最初に呼吸法の指導をさせていただいております。

特にお仕事頑張られている方やストレスを抱えられている方は呼吸がとても浅いです。

 

呼吸が浅いとなんで妊娠を妨げるのか?考えられる原因とは。

1、交感神経が緊張 → 子宮の血流低下。

呼吸が浅い状態だと交感神経が緊張し、脳は緊急反応だと捉え今生きるために必要な臓器に血液を回そうと必死になります。そうなると生殖器は一番後回しにされ血流が悪くなります。したがって卵子に十分な栄養やホルモンが届きづらくなってしまいます。

2、横隔膜が下がりっぱなしになり下にある臓器(胃や肝臓)が圧迫されてその機能が低下する。

呼吸が浅くなると息をしっかり吐けなくなりますので吸いっぱなしの状態になります。

そうなると肋骨が広がり横隔膜が下がったままの状態になります。

横隔膜もうまく使えないので硬くなり、また横隔膜が下がりっぱなしになると下にある胃や肝臓が常に圧迫された状態になります。

臓器が圧迫を受けた状態が続くとそのせいで動きが鈍く血流が悪くなり、臓器の機能も低下てしまいます。

例えば、胃の機能が落ちると食べたたんぱく質をうまく分解できなくなり、消化不良を起こしたり、未消化のまま腸に届くと今度は腸が炎症を起こしてしまいます。腸が炎症を起こすと栄養の吸収がうまくいかなくなり卵巣え必要な栄養が届けられなくなります。

3、細胞が酸欠になりATPの合成がうまくいかない。

細胞がエネルギーを作り出すのに最も必要なのは酸素なんです。無酸素より有酸素から作られる回路の方が圧倒的にエネルギーを作る事ができます。

卵巣において十分に酸素が届かないと卵胞の発育に影響が出て排卵まで時間がかかり過ぎたりといったことも起こったりします。

 

呼吸の浅さが妊娠の妨げとなる理由として大きく分けて上記の3つが考えられます。

したがって妊活の患者様を見るポイントとして呼吸をチェックする必要性が十分にあるのではないでしょうか。

しっかり横隔膜を使った呼吸法を身につけると体はとても軽くなると思いますよ。

ぜひ一度試して見てくださいね。