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「更年期障害(ホットフラッシュ)のつらい症状に!・・東洋医学と気の専門家が解消しま す!」

更年期障害の症状であるホットフラッシュは、少しの知識で楽になります。辛いホットフラッシュをセラピスト(鍼灸師・整体師)に相談してみましょう。更年期のホットフラッシュについて専門家が説明します。

「ホルモン補充療法(HRT)」をご存知ですか?ホットフラッシュを理解するには女性ホルモンの基本が必要です。

更年期障害の代表的な症状としてあげられるのが、のぼせやほてり、発汗といった「ホットフラッシュ」。

更年期症状には、ホルモン補充療法や漢方薬の内服が一般的に行われます。

治療がどのように作用するのか知るために、まずは更年期障害が起こる原理を知りましょう。

人の身体では調子を整えるために、自立神経や心肺機能、体温調節などの機能が複雑に影響し合っています。

これらの機能を正常に働かせるためには、ホルモンの分泌が必要不可欠。

中でも更年期障害に関係しているのが、女性ホルモンのひとつ「エストロゲン」です。

エストロゲンは、月経を始めとした妊娠や出産などの生殖機能に直接関係していますが、それ以外の機能にも間接的に影響を与えています。

ホルモンの分泌は主に脳がコントロールしていて、少しの変化でもホルモンバランスが崩れて正常に機能しなくなる可能性が。

つまり、エストロゲンが不足する更年期にはホルモンバランスが崩れてしまうため、身体の機能がうまく働かなくなるのです。

ホットフラッシュの主症状(のぼせやほてり発汗)の原因はなんでしょう?  

ホットフラッシュは、自律神経の乱れで血管の収縮や拡張がうまくコントロールできなくなることで起こります。

特に顔は皮膚が薄く、血管拡張の影響を受けやすい部位です。

頬が急に熱くほてるのも、額に流れるほどの汗をかくのも、血管の運動が調節できないのが原因。

慢性疲労や強いストレス、乱れた生活習慣、偏った食事などが重なり合って自律神経の調子を崩してしまうのです。

気持ちが暗く落ち込んでいるような精神状態や不満を溜め込んでしまう性格的なものでも、自律神経症状を誘発、悪化させる可能性があります。

更年期にホットフラッシュが起きてしまう理由 

更年期にホットフラッシュを発症するのは、閉経に向けて卵巣の機能が低下しているから。

脳はホルモンバランスを整えようと卵巣に働きかけますが、卵巣の機能は回復せずエストロゲンはどんどん少なくなっていきます。

脳はコントロールができないことにパニック状態となり、自律神経を崩してホットフラッシュが起きてしまうのです。

こんな場合は他の病気が隠されていることも・・・ 

更年期障害にはホットフラッシュや疲労感、頭痛、めまいといった身体的症状から、イライラや不安感など精神的な症状まで多岐にわたります。

人によって症状のあらわれかたが異なり、感じる程度もさまざま。

更年期症状と思い込んでいたら、他の病気による症状だった!なんてことにもなりかねません。

ホットフラッシュの“ほてり”や“のぼせ”は、高血圧や甲状腺機能亢進症、心疾患の可能性もあります。

症状がどんどん重くなるようであれば、病院で相談してみることをおすすめします。

更年期のホットフラッシュを現代医学で解消するには? 

更年期障害におけるホットフラッシュは、ホルモン補充療法(HRT)と漢方薬で改善できます。

・ホルモン補充療法(HRT)

エストロゲンの減少は加齢で避けられないものですが、エストロゲンの代わりに内服薬や外用薬で補充(必要があればプロゲステロンも併用)してホルモンバランスを整えることができます。

HTRはホットフラッシュ以外にも、動悸や知覚異常、不眠の改善もできる治療法です。

ホルモン療法と聞くと乳がんが心配になりますが、そのリスクは低く、骨粗鬆症や心疾患の予防にメリットがあります。

HTRだけでは症状改善が十分でないときには漢方薬と併用したり、漢方薬へ移行することも。

・漢方薬

更年期症状の改善は漢方薬の得意とする分野です。乱れた体と心を整えて活性化させる作用があり、古来より更年期症状の改善にも用いられてきました。

漢方薬は東洋医学の観点から、生薬を配合して作られています。

ホットフラッシュの解消には、「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」「加味逍遙散(かみしょうようさん)」「温経湯(うんけいとう)」などがよく用いられます。

更年期症状は、他人が思っている以上につらいものです。

身体的な症状は主に薬で改善できますが、カウンセリングなどメンタルケアも同時に受けることで症状緩和に相乗効果が生まれます。

更年期にある45〜55歳頃は仕事をしながら親の介護や孫育てもしている人が多く、どうしても自分のことが後回しになりがち。

さらに更年期障害はかなりデリケートな問題です。

体調の変化やつらい症状を感じていても、身近な人にすら悩みを打ち明けられずにいます。

こういった状況は、更年期症状を悪化させる要因になるのです。

たまっているストレスを吐き出して解消するだけでも、気持ちがポジティブに向いて自律神経を整えることに繋がります。

セラピストなら施術の際にゆっくりと話を聞くこともできます。

もちろん、規則正しい生活やバランスのとれた食事、適度な運動習慣もホットフラッシュ改善への一歩です。

早めにホットフラッシュ対策に取り組んで、更年期を楽に乗り切りましょう!

 

◇ 鍼灸師・有山知恵子からのアドバイス ◇

東洋医学では『頭寒足熱』といって、頭は涼しく、足は温かく血流が良い状態が良いとされています。
更年期の方で、ホットフラッシュを訴える方は多くいらっしゃいます。鍼灸により、卵巣への血流改善を行い、卵巣機能の低下を緩めてあげて、脳の方は清熱(熱を取る)をかけてあげることで、興奮状態を落ち着かせてあげると、ホットフラッシュの改善につながってきますよ。

有山知恵子
鍼師、灸師(国家資格)
日本体育協会認定AT(合格率1%以下の時代に取得)
栄養士(都道府県知事資格)

病院のリハビリ室や、シンクロやアメフトなどのスポーツ現場で、栄養士やアスレティックトレーナーの資格を活かし活動。

東洋医学と女性の健康の第一人者として、
主に横浜市、東京都新宿区でのセミナーを定期的に開催。

セラピストとして抜群の人気を誇り、その知識を講師として後輩セラピストに伝える。
「更年期に悩む女性のサポート」
「妊活に悩む女性のサポート」
「子育て中のママの健康」
の専門家として、
同業者向けセミナーや、
患者様向けに教室を開催。

現在、一般社団法人婦人科セラピー協会で、技術を指導するテクニカルディレクターとして活躍中。