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青少年期の低血糖について

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皆さん、こんにちは。

神奈川県座間市で整骨院をしています、はじめ整骨院makana院長の菊地奈美子です。

今日は、成長期、思春期における低血糖症についてお話ししたいと思います。

 

成長期、思春期における低血糖症

 

この時期からの低血糖症は、体の異常状態に慣れてしまって、それを通常の状態であると誤認していることもあります。

糖尿病との違いは、血糖値の曲線に違いがあります。糖尿病は血糖値が高いままでとどまり自覚症状はあまりありません。低血糖症は、自覚症状が出やすく、血糖値の曲線が乱高下し、低いままでとどまる傾向があります。

低血糖の曲線をしていたとしても、十分な体力がある方は、身体に支障が出ないこともあります。低血糖の症状は人によって異なり、身体的な症状や精神的な症状が様々な形で現れます。

 

<低血糖における精神的症状>

・攻撃的行動・うつ的行動・感情の抑制ができない・判断の統一ができない・自律神経失調症・完璧主義になる・幻聴、幻覚の症状・不眠と悪夢・キレて止まらない・健康に対する判断能力低下など

 

<低血糖症における身体的症状>

交感神経由来:手足の冷え・呼吸が浅い・目の奥が痛む・動機がする・頻脈・狭心痛・手足の筋肉の痙攣・失神発作・月経前緊張症・手指の震え・締め付けられるような頭痛、偏頭痛・発汗・顔面蒼白・体重減少・胸痛・便秘・立ちくらみ・めまい・ふらつき・意識障害・痙攣・目前暗黙感など

エネルギー不足由来:日光が眩しい・甘いものが無性に食べたくなる・胃腸が弱い・口臭・ため息・生あくび・異常な疲労感・起床時の疲れ・日中特に昼食後の眠たさ・集中力の欠如・物忘れがひどい・目のかすみ・眼球の痛みなど

 

 

このように非常にたくさんの症状を呈しています。

なので、この症状が毎日続いているとそれ自体が普通だと認識されている方も多くありません。

 

子供の場合、これらの症状が続くことによって不登校、学業の遅れ、お友達との関わり、親子関係、自己承認の低下などに関係し、成人していく過程で大きな壁となることもあります。

子供の体のサインにできるだけ早く気づいてあげる、そして受け入れてあげる、その子の性格とするのではなく体の不調からくるものだと理解し、親子だけでなく家族みんなで栄養療法や食事改善に取り組んで行く。

こういったサポート体制はとても重要になると思います。この低血糖症はまだまだ世間では知られていません。

大抵の場合、心療内科を勧められるケースが多いのが現状です。

しかし、ほとんどの子の場合症状の改善が著しく変化したということはあまり見られません。

うまく付き合って行くという方向性になりやすいです。

 

低血糖症の多くの原因は食生活の不摂生によって起こります。

最低半年以上すい臓に負担をかける食生活をすると起こりやすいです。

また、食生活以外にもストレスや運動不足、カフェインの過剰摂取も一因となります。

 

普段の食生活の見直しが低血糖症の改善の大きな一歩となることをたくさんの方に知ってもらいたいです。

そして、周りの家族や社会の理解も大きなサポートとなるのだということも知ってもらいたいです。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

本日は、神奈川県座間市のはじめ整骨院makana院長の菊地奈美子先生のコラムをご紹介しました。