「脳の整体」「婦人科整体」「伝統医学」の最新情報を!

亜鉛について

子ども

皆さん、こんにちは。

神奈川県座間市で整骨院をしています、はじめ整骨院makana院長の菊地奈美子です。

 

今日は、ミネラルの中の亜鉛についてお話ししたいと思います。

 

亜鉛とは

亜鉛とは、成人では、骨中や筋肉に含まれているとされています。

働きとしては、たんぱく質の構成要素として様々な生体反応に関与しています。

DNAの合成・胎児や乳児の発育・肝臓や腎臓、膵臓などの器官にも必須のミネラルであり、精子を作っている睾丸にも多く含まれます。

体内では約30%の吸収量であり、3~5歳では1日の推奨料は、1日3mgほどです。

 

しかし、発達障害の子どもたちの1つの特徴に「亜鉛不足」が多く見受けられます。

 

自閉症スペクトラムと診断を受けた子どもの503例を注意深く研究したところ、約99%に銅と亜鉛のインバランスが見つかったという報告もあります。

亜鉛が不足する背景には銅の過剰があり、この比率の低下も報告されています。

また、自閉症の子どもたちの総合的な健康を見てみると、自閉症の子供たちはかなり病気がちで、吸収不良・食物過敏・便秘・弱い免疫機能などを克服するアプローチを意識することでそれが大きな助けとなる可能性もあります。

 

免疫と亜鉛について

今までは、亜鉛は不足すると味覚障害・成長障害などの神経障害の異常をきたすと言われ地ましたが、亜鉛は免疫細胞の活性化制御の働きをすることも分かってきました。

 

 

そして、亜鉛不足によって免疫と大き関わる胸腺にも影響し不足することによって胸腺の萎縮を促す研究報告もあります。

 

参考資料:

ここまで分かった亜鉛の免疫システムにおける役割

栄養素「亜鉛」は免疫のシグナル 

 

 約50年ほど前に世界にサリドマイド児という大きな衝撃を受けた出来事がありました。

多くの妊婦が服用していたサリドマイドという吐き気止めの薬によって、生まれて来た赤ちゃんに奇形が流行したという事実です。

身体の重度の異常と共にこれらの多くの子どもが驚くほどに典型的な自閉症を発症しています。

また、妊娠20日~24日目の期間にサリドマイドを服用した妊婦のみに自閉症が発症していたという事実があり、この特別な期間(妊娠20日~24日)は自閉症の感受性が高いことが判明しています。

 

このような事を踏まえてもやはり、妊娠に気づく前から体の健康に気を使い、化学物質の暴露にさらされないように意識しておくことが大切だと感じています。

 

ただし、実際に療育の現場では、食事や栄養についての指導や取り組みにはたくさんの障害があり上手く進んでいないというお話を聞いています。

 

インターネットでのたくさんの情報量から何迷いが出ている方も多いと思います。

分子栄養学の幅を広げてたくさんの方に伝えて行きたいという思いでいます。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

本日は、神奈川県座間市のはじめ整骨院makana院長の菊地奈美子先生のコラムをご紹介しました。