皆さん、ストレスたまってますか〜?(笑)
では、明るく、大きな声で一緒にどうぞ!
「やっべー、ストレスたまる!!」
コロナウイルスの影響は、社会全体にストレスを溜めやすい状況をつくりだしましたが、皆さんは日々の心境を振り返っていかがでしょうか?
冒頭の言葉は、メンタリスト DaiGo さんが勧める、ストレスを積極的な行動に振り返るための一言です。
明るく笑いながらこの言葉を発すると、なんだかストレスがとても自分にとっていいもののように、脳が勘違いして、怯まずに行動できるようになります。
DaiGo さんは、この効果をプラセボ効果と同じような思い込みの力と捉えているようで す。そして、プラセボ効果と同様に、その効果は持続性が短く、単発的です。その場をとりあえず乗り切るなには有効なようです。
そこで、DaiGo さんはもう一つ、スタンフォード大学助教授で心理学者のアリア・クラム の提唱する、より本質的で効果の蓄積する、ストレス耐性強化法を紹介しています。
詳しくはこの本に書いてあるので読んでみてくださいね。
角川文庫『ストレスを操るメンタル強化術』
ストレスを感じたとき、次の3つのステップで考え方を変えていきます。
1.ストレスが自分にかかったことを認識し、それによって体がどのように反応してい るのかを認識する。(たとえば、赤面している、心臓がどきどきしている、肩に力が入っている、顔をそむけ ている・・・など)
⇒体の反応を理解することで、ストレスを一歩引いた目で見やすくなります
2.【重要】
ここで、「ストレスとは、自分が大切にしている何かが脅かされているために感じるものだ」と理解しましょう。
そのうえで、いま、自分にとってどんな大切なものが脅かされているのだろうか? と考えてみるのです。 (たとえば、自分の名誉・評判だったり、自由な時間だったり、将来の人生設計、家族 との絆、といったものかもしれません)
⇒ストレスが、自分にとって大切なものを教えてくれるきっかけになります!
⇒これによって、ストレスというネガティブな感情から、大切なもの、というポジティブなものへと意識の矛先をかえることができます。
3.このポジティブな意識のエネルギーを、行動へと振り向けます。すなわち 「いま気づいた大切なものを守るために、自分に何ができるだろうか?」と考えるのです。
⇒ストレスを行動に向かうエネルギーに変えることができました!
この3ステップの中で、特に私が感心したのは、2番目の手順です。
その背景となっている「ストレスとは、自分が大切にしている何かが脅かされているた めに感じるものだ」 という発想。
これは、科学の領域を超えた、卓見ですね。 あらゆるストレスに必ずあてはまる原理原則といっていいでしょう。
ですから、この方法が通用しない場面はないはずです。
たとえば、腰痛をすごくストレスに感じているという場面があったとします。
腰痛を治すこともいいことですが、腰痛を治すのに時間がかかるなら、 その間の人生を有意義に過ごすならば、なぜ腰痛が自分にとってストレスなのかを考え、 それを行動のエネルギーに振り向けるのがお勧めです。
痛いことそのものがストレスであるのは、仕方がないです。
ですが、もし、痛みによって、自分の大切な何がおびやかされるのだろう? と考えて、何か答えがあるのであれば、ひょっとしたら腰痛がとれなくても、大切な何かを守る手段があるかもしれないです。
それによって、腰痛そのものは改善しなくても、ストレスが減る可能性は十分にあり得ます。
たとえば、自分がもともと体力が弱くて、そのうえ腰痛まで出てしまったら 将来歩けなくなるのではないか、と不安に思っているのなら 脅かされているのは、将来自由に歩き回る能力です。
それを守るために行動を決めて、全力で努力すればどうでしょうか?
食事を徹底的に管理して、体力の増強に努める、とか 自分でできる体操法を探す、でもいいかもしれません。 あるいは、とにかく歩く体力にフォーカスして足腰のトレーニングや、ランニング、ウォーキングの計画を立てるのもいいかもしれません。
その後も腰痛を感じるたびにストレスを感じるでしょう。 しかし、そのたびに、自分の考えた3ステップの公式にしたがい 全力で行動にエネルギーをつなげていけば
つねにストレスがポジティブなエネルギーに変わり続けます。
くり返しになりますが、ストレスは自分が本当に大切にしているものを 気づかせてくれるのです。
確かに生きている限りストレスはなくなりません。でも、この仕組みを徹底的に理解す れば、本気でストレスに感謝できるようになります。
ある意味、無敵な状態ですよね。
皆さんも是非、試してみて下さいね!
本日は、東京都世田谷ちゅうしん整体院 村山先生のコラムを紹介いたしました。